恥じは書き捨て

平成生まれゆとり世代の雑記です。書く仕事をしています。隠し事はそんなにありません。

ライター目線で「こんな編集者が好きだ」「こんな編集者は嫌だ」をまとめました(届け!この想い)

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某ニッチな業界の月刊誌でライターをしています。

ニッチなので小さな本屋には置いてないことも3回に1回くらいあります。

一方でWebメディアのライターも兼任しています。

そんな私ですから、いろんな編集者の方と関わるわけですが色んな方がいるもんで。

 

お仕事をもらう立場で恐縮ですが、「こんな編集者が好き」「こんな編集者は嫌」をまとめてみました。

特にWeb界隈では「オマエよくそれで編集者名乗ってるな」と思うようなとんでもないモンスターが時々います。

あのモンスターに私の気持ちが届きますように・・・(ー ー;)

 

 

 

 

こんな編集者は嫌だ

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原稿を上げたらまずダメ出し(しかも高圧的)

言語道断ではないでしょうか、書き手と一緒にいいものを作る気がない編集者のパターンです。

多分、仕事を早く終わらせることしか考えてません。

「忙しい中こっちが中身を見てやっている」というスタンス。

こっちも忙しい中、原稿を作ってるんです。ちょっとは労えや。

 

指示が抽象的、指示じゃない

「私が思ってたのと違うからボツ」

「何か違うから書き直して」

「これじゃ面白くない」

私が実際に編集者から言われた指示、というか指示じゃないですね。

これもう、けなしてますよね。

「何か違う」がいちばんこたえます。その「何か」の部分が自分でわかってないのにダメ出ししてくんじゃねーよ、と。

何がどう違うのか、どうすれば面白くなるのか、の部分を明確にしないままライターに丸投げするのはよくないです。

そんなんじゃ、いつまでたっても「何か違う」のしか出てきませんよ。

 

毎回言うことが変わる

修正稿を上げるたびに「やっぱりココちょっと直して」が増え続ける人。

もはや嫌がらせを疑います。

2,3日冷静に考えてから戻してもらっていいですか?

そもそも編集者自信の考えがまとまってないからこういうことが起こりうるんですよ。

もうキメ打ちで指示くれよ。アンタだったらどう直すんだよ、と問い詰めたい。

 

 

こんな編集者が好きだ

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1ミリでもいいから、まず褒める

かの山本五十六は言いました。

「褒めてやらねば、人は動かじ」と。

褒めてもらえないと、文章って書けないんですよ、本当に。

アタマの中にあることや見聞きしたこと、専門的な情報を言葉にするのって、簡単そうだけど、全然簡単じゃない。ちょっと気を抜くと全く何も形にできなくなる。

次の1文字が打てない。もう、寝ちゃいたい。でも、このまま寝たら間に合わない…

そんな時、褒めてくれた人の顔が浮かぶんです。

ライターって多分みんなそうです。

褒めてください!!無理にでもいいので!!

褒めてくれたらいくらでもダメ出し聞きますから!!

 

こちらが納得いくよう細かいダメ出しをくれる

褒めてからのダメ出しの流れ、大好きです。

ダメ出しも、具体的であればあるほどありがたいです。

  • どの部分がNGなのか
  • どうしてNGなのか
  • 書き換える、代案を出すとしたらどんなのが良いか

この3つをきちんと伝えてくれる編集者さん、本当にありがとうございます。

特に3つ目を一緒になって考えてくれる編集者には頭が上がりません。

「例えばこんなのもアリだと思いますよ〜」って軽く言ってもらえるだけで前に進むことができます。こちらもアタマが働きます。

 

仕事以外の話もできる

これは、個人差があっていいと思いますが、趣味の話とかプライベートのこととかに興味を持ってもらえると、仕事しやすいです。

仕事相手とは仕事の話しかしないって割り切ってるタイプの編集者さんとも、最低限、天気の話ぐらいはしたいです。

欲を言えば、昼間は仕事の話しかしなくても、仕事上がりに一緒に飲みに行ける感じだったらサイコーっす。

 

「なんとか一緒にがんばろ!」のスタンス

ライターって常に書きたい意欲に溢れている生き物では無いんですよね残念ながら。

書ける時はホント書けるけど、書けない時は全然ダメ。

そんな時に手を引っ張ってくれる編集者の方に出会えると、ちょっとだけ光が見えてきます。

コーチング、メンター、マネジメント、そのあたりの勉強を少ししているタイプの人ってどんなくせ者ライターも動かせるから、強いっす。

 

 

おわりに

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私は締め切りを守ります

以前編集者の方に質問したことがあります。

「こんなライターは嫌だ!と思うのってどんなライターですか?」

彼女は即答でした。

 

「締め切りを守らない人。」

 

締め切りを守らなかったり音信不通になったり。

非常識な人がうじゃうじゃいるのがライターの世界。

 

あ、じゃあ私ってわりとまともなんだな

と思うと同時に

編集者って大変なんだな

と同情せずには居られませんでした。

 

編集者の皆さん、いつも原稿チェックしていただきありがとうございます。

私、これからもがんばりますんで!!

何でも良いから褒めてくれたら、もっとがんばれますんで!

愛のあるダメ出し&お仕事、お待ちしております!!