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ねこめしはっかーです。

書く仕事で生きたい、隠し事はあまりない26歳無所属。Jリーグが好きなのでサッカーについてたくさん書いていますが、実はルールが全然覚えられません。オフサイドについては諦めました。

ランサーズで1字1円以上の仕事をしている

明日までにあと5千字書かなきゃいけない。

あさってまでに3千字書かなきゃいけない。

 

字数の仕事って、なんだかアホらしいなと思っている。

ランサーズのクライアントには本当に申し訳ない。

この1字1字がお金になっていく、

そういう感覚でつづる文章には

何の面白い工夫も読みやすい工夫も施すことが出来ない。

 

最近、「〆切本」という本を読んでいる。

 

〆切本

〆切本

 

 ↑ここから本を購入した人がいても、私には1円も入らない。

Amazonのそういう広告収入のやり方も未だに調べていない。

 

〆切に追い詰められる著名な作家陣たちが

自らの言葉で、〆切との戦いを綴っている。

そうか、どんなに有名な作家だって、書けない時はあるのか、と気づく。

彼らだって同じ一人の人間だから。いつだって筆が勝手に走るわけじゃない。

 

しかし、彼らの書けないと、私の書けないは次元が違う。

 

私が今書いているのはそのほとんどが匿名記事であり広告記事だ。

正直なんの責任も感じていない。文字数のことしか考えていない。

面白くする必要も読みやすくする必要もない。

そこに価値は求められていない。

クライアントがほしいのは、SEOのテーマに沿ったある程度の文字数。

真面目に書くほうが馬鹿らしいのかもしれない。

私はといえば、1文字1円以上ということと、

テーマが自分にとって書きやすいということだけで

仕事を引き受けている。

〆切こそ守るけれど、文章の中身はあってないようなものなので、

そろそろ切られてしまうかもしれない。ちょっと危機感はある。

〆切こそ守るけれど、というところがポイントで、

〆切に間に合わせつつも、あー書けない書けない書けないという時はある。

文字量を稼げばいいだけと思いつつ、書けないとはこれ如何に。

 

〆切本に出てくる作家陣の書けないは、私のこんなレベルとは違うと思う。

世の中に、彼らの作品を待っている人が大勢いる。

彼らの文章は名指しで評価され批評される。

単価こそ原稿用紙の枚数で算出すれど、大事なのは文量ではなく中身。

そして〆切本に出てくる多くの作家が、〆切をどんどん延ばす。

色んな言い訳をして延ばす人、正直に電報を打つ人、さまざまいたようだ。

 

私は自分の仕事に一切のプライドがない。

文字を埋めるだけの作業だと思ってしまっている。自ら見下している。

それでも書けないときがくると、尚更自分を見下してしまう。

グーグルで上位表示される以外に価値のない文字の羅列に、何を悩んでいるんだ。

「お前が悩めば悩むほど時給換算で安くなるんだ、バカじゃないのか。」

そうやって自分で自分を追い詰めて、また涙が出てくる。

 

SEO対策の文字の羅列と、

週刊誌に連載する小説では畑が違いすぎるけれど、

何十年も前、〆切で追い詰められていた人々に、私はいま励まされている。

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